[携帯モード] [URL送信]
14
オレ抱えてノートとれたのかって話だし、いつも適当に聞いてるだけじゃんか…。



「はぁ…お腹いっぱい。午後は頑張ろっと」


「んじゃ、俺は寝るから何かあったら起こせよ」


「はは、うん、ありがとね」


「礼なんていらねーよ」



教室に戻ると辰巳はすぐ机に伏せた。

さて、オレは午前の分の復習しないと。成績が少しでも下がると母様がうるさいからな…。







「あ、あのさー…俺ずっと気になってたことあんだよね」


「ん?」


「……2人って付き合って…んだよな?」



その日の夜、夕食を終えて部屋に戻ってきたオレたちは、お茶を飲みながら寛いでいた。

やっぱりっていうか何となくっていうかな感じで、オレは辰巳の足の間に座って背中を預けてる。

そんな姿が弘樹の思っていたことを後押ししたんだろう。
ふいにこんなことを聞かれてしまった。



「……な、んで?」


「いや、だっていつもくっついてるし…キス、もしただろ?へ、部屋とかも泊まり、いくしよ…」




[*前へ][次へ#]

14/46ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!