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え、え、ホントになんなわけ!?
ちょっと人が考え事してる間に、両脇にT-cardsの2人が鼻を押さえて倒れてた。
……オレ、知らないうちに攻撃してたのか?なんか、…末期。
「……チョウ、どうしたボーッとして」
「カイ…ねぇカイ、オレってさ…役にたってる?」
「なんだいきなり…変なこと考えるな、あぶねぇぞ」
「うん、分かってる」
グシャッと頭を撫でられてまだ立っている人たちを倒していく。
こういうとき、やっぱり幹部かどうかで力の差がハッキリしてくるらしくて、しばらくすれば立ってるのは幹部だけになるんだ。
「うわ…カイ、見てよあれ」
「あ?……何してんだあいつら…」
「っ、まだまだ…ッス…!」
「てめ、も…倒れろ…っ」
「学園ドラマ見てるみたい」
シロが殴って、ジャックが殴り返す。ただ2人とももうボロボロで、立ってるのもやっとという感じだ。
パンチにも力は入ってないに等しい。
………あ、倒れた。
それも2人同時に。
「……チッ、バカかアイツは…」
「お?逃げんのか、レイジ」
「……うぜぇ」
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