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「それにしても…今日も黒蝶1人ですか?」
『最近、総長…こねぇな』
「……え、聞いてない…?今集会ひらいてるよ、カイ」
体育祭も終わって、振替休日だ何だで学校は3連休に入った。
だからオレたちはカイの家に泊まりで、colorsの方へ遊びにきたんだ。
……まぁ、ちょうど集会の日とかぶったし、アイツのこともあったから。
アイツは、オレたちだけじゃなく他のチームでもわざと複雑に情報を売ったりしてたらしい。
あの日の夜には、オレたちの世界から追放された。
何をされたとかはカイが教えてくれなかったけど、相当ヒドかったらしい。
「そうでしたか…これで安心ですね」
「うーん…どうなんでしょうね。カイはそう思ってないみたいですよ」
だからこそ、今みんなに説明してるんだ。もしかしたらアイツが復讐をしてくるかもしれないから、と。
オレは特に気をつけろ、そういわれた。
「っ……」
ああもう、いなくなった奴のことなんかで怯えるな!
気持ちを落ち着かせるためにホットチョコをもう一口飲んだ。
はぁー…うま。
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