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2ー24
さっきまでの照れた、ホワッとした雰囲気が一転、鋭い目をレイジに向けた。

なぜだろう、オレに向けられてる訳ではないのに…体が動かない。


ピリッとした空気を、
動かしてはいけない気がした。



『俺の話を聞いてなかったようだから今、特別に教えてやる。

 ……ここは本堂学園の敷地内だ。ここではチームも何も関係ない。ただの喧嘩じゃないならもうあの子に手を出すな。俺が許さないよ?』


『にゃー一夜かっくいー!』


『はっ、それ…贔屓じゃねーの?』


『……かもね。colorsってだけでもう俺たちの仲間だし。だから、もうこれ以上ここでは手を出さないように』



……──っ、この人は、凄い。
ああ、同じ人間だなんて思っていたオレはバカだった。

この人は別格。
ただの注意なのに、こんなにも凄いオーラを出すなんて。



上に立つ人。
まさにこの人のことをいうのだろう。レイジもバツの悪そうな顔で頷いていた。

満足そうに笑った理事長にピンクの人と黒髪の人が抱きついていたけれど。




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