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「修吾は?食いてぇもんねーのかよ」


「俺はー別にー」


「……じゃあうどんだな。さみぃし」


「分かったー、頑張るしー」



そう笑う修吾にはマジで癒やされるな。

カゴにネギやら何やらがどんどん入っていき、すげぇ量になる。
何しろ晏がいるからな。



「貸せよ、持つ」


「え…えーいいよー」


「お前ツラそうにしてんだろ。それにこれくれぇやんねーと俺が嫌だ」


「…ありがとー」



こっちのセリフだっつーの。
修吾、んなに力ねーんだからこれくらい持つっつーのに。

……ああ、まぁこうして買い物に出るっつーこと自体ねぇからいい経験だな。
買い物行きゃあ行ったで雅が持つしな。



「金、あとで割り勘にするか」


「いいってー気にしすぎー」


「………」


「ほらーうちの親ー漫画家だしー」


「ははっ、意味分かんねぇよ」


『キャ、笑った!』
『かっこいーっ』
『いや、綺麗だろ、やべぇ』
『こえーけどかわい…ぶっ!』




最後の奴にレジんとこにあったガムを投げてやった。
ナイスコントロールだ俺。口に入っていった。




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