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「最近よく夢で見るといっていたアレですよ…ちっちゃなあなたと、……私の夢を」


「お前の、夢?なんの…っ!?」



……待て、あの赤ん坊と一緒にいた黒髪って…コイツなのか!?
いや、んなはずは…俺には兄弟なんていなかったはずじゃ…。



「私の、可愛い可愛い弟、理人。まだ、思い出せないんですか?」


「おと、うと…!?」


「ええ、忘れてしまいましたか?石黒理人、くん?」



──ザワッ…!



石黒…ありえねぇ。
いや…確かに雅には1人、弟がいることになってる。

それが、俺…?



▼雅side

この数日間、理人を忘れるためと思い出してもらうために彼のもとを離れました。

ですが…私は会えないのに理人に会える人がいるかと思うと、憎くてしょうがないんですよ。


……愛してもらえないなら、
綺麗なままで時を止めてしまいましょう。


いつしかそう思うようになり、家の倉庫から拳銃を盗み出しました。
もちろん、周りにいる彼らを殺せるだけの弾も持って、ね。




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あきゅろす。
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