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先日、家の倉庫から消えた拳銃。思った通り犯人は雅で、それを今、俺らに向けている。

全校は声を出すことが出来ねぇほど緊張をし、前にいた奴は殺気やらなんやらにヤられて腰を抜かす。


俺は目の前に立つ2人を退かし、しっかりと雅を見据えた。



「ふふっ、ちゃんと私の前に立って下さいよ。いい機会でしょう?もうソレ、しなくてよくなるんですよ」


「ここで取るわけにはいかねぇ」


「ああ、そういうことをまだいいますか。では私がやりやすいようにしてあげましょうね。……colors7代目総長、赤蛇、その変装をとって下さい」


『『えっ…!?』』
『あのオタクが?!』


「そこ、私の理人をオタク呼ばわりなんていい度胸ですねぇ。まずはあなたから逝きますか?」


「……関係ねぇ奴を巻き込むんじゃねぇよ」



銃口をソイツに向けるから腰抜かしちゃったじゃねぇか。

それにここまでいわれたら仕方ねぇ。服を脱ぎ捨てるようにカツラとメガネを取り外した。


ざわめく会場。
だがそれも雅の睨みで静かになる。





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