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文句いいつつも面倒みるところとか呆れるとことか、ソックリじゃねぇか。
修吾みてぇに母さん…ってわけじゃねぇんだがな。
(雅さんと一緒にされたらたまらんわ…)
飛沫が髪を拭くと少し力が入るが、それでもどこか心地よく危うく寝るところだった。
これで着替えてメシ食って…集会か。まずは腹ごしらえだな。
「あーおはよー」
「おはよりっちゃん!」
「………おー」
「? 元気ないねっ」
「いや、晏たちが元気よすぎんだろ」
朝からよく食うな、晏は。
見てるだけで腹いっぱいになりそうだ。
とりあえずサンドイッチを頼んだが、多分全部は食べれねぇな。よし、晏に食わせよう。
「今日ー理人も一緒にやるでしょー?」
「……あ?やらねぇよ」
「えー?!」
「会長がいんだから平気だろ。代理っつったって正式なもんじゃねぇし」
「やったら俺らと下で並ぶんか?」
「そうだな。ま、頑張れよ」
「……うんー」
不安そうな顔してんじゃねぇよ。俺はただの一般生徒だろ?
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