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「何にすっかな…」


「理人はーA定食ねー」


「……………は?」


「雅さんにー頼まれてんのー。全部でなくていいからーたくさんの種類をー食べさせてってー」


「チッ、余計なことしやがって」


「でもほんとにりっちゃんは少なすぎだよ?いつかペチャンコになっちゃう!」



なんねぇよ。
それに大量に食ったからってデカくなるわけじゃねぇだろ?
晏がいい例だ。

……まぁ横にもデカくはなってねぇがな。


そんでまぁ仕方なくA定食を頼んだ。何があんのか、なんて知らなくて、運ばれてきたときに少し悔やんだ。

誰だよ、A定食はお子様ランチって決めたやつ。



「わー可愛いっ」


「ぶっ、理人ーこれならいけそーだねー」


「………」



食いたくねぇ…見たくもねぇよこんなもん。周り笑ってんだろうが。

俺か、俺が笑われてんのか?



「修吾……責任とれ」


「えー?」


「決めたのは修吾だったよなぁ?なのにお前は刺身か。いい身分だな」


「ひぃ…ごめーん、知らなかったんだよー」


「寄越せ」





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