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『どうしても知りたいっていうなら修吾に聞くといいよ。ホントはいけないんだけど……俺が許す』


「修吾、スか…?」


『あれ?これもまだ聞いてない?あー…うん、まぁいいや』


「はぁ…じゃ、忙しいとこすいませんでした」


『いや、楽しんで』



ちょっと待て、なんだ?
ここには俺の知らないことがありすぎる。つか俺が知ってるってのを前提に話が進んでる。

雅も知ってんのか?
あれか、楽しんでんのか。



「修吾、後で聞きてぇことがある」


「んー?分かったー」


「おら、始めっぞ」



ゲ、茶梟か。
つかコイツ国語の教師だったのか。

ホストが国語教えてるぜ?
ヤベェ笑える。



「クッ……」


「……紅井、何がそんなに面白かったんだ?」


「っあ、いえ……別に」


「よーし、なら特別に音読をしてもらおうか。読め」



うわ、コイツやっぱムカつく。
次会ったときにでもちょっくら説教してやるか。


結局10ページに渡る話をずっと1人で読まされ、授業の半分近くをそれに費やした。





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