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「──…ぃ、おい、そろそろ起きぃ!」


「ん…るさぁ……いっ」


「毎朝これか……俺保たんわ」


「ぅー…あ、飛沫だ。おはよー」


「お、おぅ……なんでこないにも違うんや…」



飛沫か溜め息ついてる。
何かに疲れたのか?



「ん、服? 制服?……学校? ん?」


「学校やから制服や。変装も忘れんなや」


「………ん、分かった」



なんとなくだけど飛沫が手伝ってくれてるのが分かる。

そうかー今日から一緒なのかぁ。



「…………ちっちゃいなー…」


「………………おいこら、てめぇ今何つった」


「あ?」


「チ・ビ・だぁ!?てめぇそう思うなら身長分けろや、あ゙!?」


「うわっ、起きたんか」



……チッ、朝から胸くそわりぃ。どうせチビだよ、伸びなかったよわりぃか!?


気がつきゃあ俺の前にいるのは雅じゃなく飛沫だった。
制服を着くずし、ゴツめのアクセをしている。

すげぇ似合うが、俺はそれをつける意味を知っている。
……いざという時、手に巻きつけて使うらしい。


まぁ、別にいいんじゃね?





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