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「そ、か。じゃあ白いのも体質?」
「………どうしても焼けなくて…」
「キレ、イ」
はは、嬉しくねぇよ。
俺に比べ3人は筋肉もついていて、肌の色も健康色だ。
和也にいたっては筋肉具合がすげぇ。……あ、マッチョってわけじゃねぇから。いい具合に誰よりもついてんだ。
あれか、俺に見せびらかしてんのか?
「うっし、泳ごーぜー!」
「ま、待って下さい!」
「「あ?」」
「僕、かなづちで…なので3人でいってきて下さい」
「……クッ、見た目通りか。まぁムリはすんな」
「そーそー。りっちゃんの裸みただけで収穫あるしな」
なんだソレは。
だが泳ぎたくてウズウズしてただろうタケは、いうだけいって海へ飛び込んでいった。
翔平もそのあとを追う。
……なんだかんだで俺らはまだガキだな。
「和也は行かねぇのか?」
「ん……理人、そばいる」
「そ、じゃあせめて足くらいは入るか」
「暑…い」
あ、いっとくが俺、かなづちじゃねぇから。
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