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なんでこんなことになってんのか…、あぁそうだ、ちょっと頭のイカレた翔平に誘われたんだ。



『翔平から連絡入りました。宝探しに行かないかとのことです』


『………は?』


『明後日から2日間、泊まりがけだそうですよ』


『いや、行かねぇよ』


『ええ、そういうと思ったので行くと伝えて起きました。大変喜んでましたよ、楽しみですね若』



……なんて雅が勝手に返事をした。おかげで行くはめになり、その島に行くため、今こうして船に乗り込んでるっつーわけだ。


だが全員じゃねぇ。
まず晏。ちょうどお盆中っつーこもあって来れねぇそうだ。つかそれが普通だ。

それから修吾と雅。
この2人も用事があるとかでいねぇ…が、明日には来るらしい。アイツが勝手に話しつけたくせに。


それからトシ。
戸籍はもらっても母親にはいいだせてねぇらしく、1日交代でくることになってる。今日はタケだ。



「おい理人、溜め息ついてないで乗れ」


「分かってますよ」


「もしかしてりっちゃん、船苦手?」


「いえ、そういうわけじゃ…」





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あきゅろす。
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