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「依頼、か?」


「そうだ。報酬はそこの会社の裏金。俺と理人、雅はてっぺん目指すからゴミは掃除しとけよ」


『『うっす!!』』



これが、紅井組が仕事に移る前の光景だ。家を出る前に仕事の確認をし、お袋に石を打ってもらう。


紅井組の仕事っつっても色々ある。金融関係を主に、こういった依頼形式の殺し・潰し。
表の世界で倒産といわれた会社は、大体が裏でそういう目にあってる。


それから警察が派手に動けねぇこともやる。珍しいのかもしれねぇが、警察が認めた組っつーことになる。


まぁ後は組同士の抗争だな。



「久しぶりの仕事ですね…」


「んだ雅、緊張してんのか?」


「いえまさか。お二人の暴れる姿をみることが出来るなんて光栄だと、そう思っていた所ですよ」


「俺たちだけじゃなく雅も十分な戦力だ」


「あ、ありがとうございます…」



昼間から黒塗りの車で大移動。
目立つし、夜じゃねぇのかとも思うがそれだと会社に人はいねぇ。





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あきゅろす。
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