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「……ゃん、りっちゃん!」


「っあ?」


「おはよりっちゃん。珍しいね、こんなに寝ぼけてるの」


「あ……え?」



晏にいわれて見てみりゃもう教室にいた。しかも座ってるし教科書も出てやがる。

確かにここまで覚醒しなかったのは珍しいが……やることはやってる自分がすげぇ。



「今ー自分のことーすげーとか思ったでしょー」


「………さぁ?」


「全くー。一回で起きるようにしなきゃー」


「そうだよっ。それでご飯もいっぱい食べないとっ」


「メシは無理だろ」



もう胃袋のデカさがちげぇんだ。晏が食う量が入るほど俺の胃はデカくねぇ。



「知ってるー?椅子の上にー画鋲あったのー」


「は?」


「理人ー、普通に座ろうとーするんだもーん」


「あ…そりゃ悪かった。サンキューな」


「いーけどー気をつけてよー?」


「………ああ」



……そうか、さすがにそこまでは出来ねぇのか。

修吾がいてくれて助かったな。危うくケツに刺さるとこだった。





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あきゅろす。
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