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「それじゃーねー」


「はい、ありがとうございました」



食べ終わって修吾と別れる。


入学式は明日だ。
同室者も帰ってくるかと思ったが、この日は結局姿を見せなかった。

まさかとは思うが…クラッシャーじゃねぇよな?



「あ゙ーっ!にしてもヅラ重っ!メガネ邪魔だっつーの!」



鷲掴みにして投げ捨てると頭がスースーした。
これだよ、これが普通の感覚だ。

知らねぇ間に帰って来たらヤバいが、幸い部屋は個別だ。
見つかることはねぇだろう。



……修吾は、イイ奴なんだろうな。本当の俺の姿を見たら何を思う?

だったら、



「初めから仲良くなんか…」



離れていかれるくれぇなら初めからいねぇ方がいい。

そう思う俺は、ひねくれてんだろうか…?






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あきゅろす。
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