11 「はぁっ…は、くっそ…!」 「…………上」 「え?あ、あぁ…どうもありがとうございました」 「………」 チッ、いつか死ぬほど喋らしてやる。 んで俺はエレベーターに乗って理事長室まで向かった。 無駄に広いが…俺は一々突っ込まねぇぜ? 家も十分広いんだよ。 ──トントン 「どうぞー」 「ウッス、来ました」 「え?…あ、理人か。ビックリした」 「あぁ…まぁ…」 「に゙ゃーっ!ウケるっ、懐かしー」 「うっさいバカ猫。あ、そこ座って?」 「……はぁ」 俺が来るのを待っていたのか、理事長室にはもう3人揃っていた。 一夜さんと、鶫さんと奈緒さん。3人で運営しているらしいが……今そんなに必要か? 一夜さんだけで十分だと思う俺はおかしいのか? 「よくここまで来れたね」 「あー連れてきてもらったんスよ」 「へー…ってことは生徒会か。まぁいいや。ようこそ、理人」 「今年唯一の編入生にゃ」 「この学園のことはどれくらい雷綺から聞いた?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |