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「クス、犯人、見つける気満々ですね」
「このまま僕のせいにされたらたまらないですから」
「ほぉ…んじゃ見つけてみろよ。もし見つけれたら褒美をやろうじゃねぇか」
「それはどうも。せいぜい頑張りますよ」
自分のために見つけてやる。
雅はそれに協力してくれるらしく、その現場らしきとこまで連れてってくれた。
寮の前まで戻されるから正確な場所はわかんねぇらしい。
「大体ここらへんだと思われます」
「結構遠いな…入口の方に近いんじゃねぇの?」
「ええ、強姦するのに持って来いの場所ですね。なんなら実践してみますか?ここでグチャグチャに犯して寮の前に寝かして差し上げますよ」
「いらねぇよ!おい触んなっ」
「…残念です。ここに連れてこいということは食べてくれと同じだと思っていたんですが」
どんなあぶねぇ頭してんだコイツ。場所は見ても実践するつもりはねぇよ。
寮からメチャクチャ離れたここ。昼でもヒンヤリ冷たく、大声出しても人は来ねぇだろう。
ならなんでここが分かったのか。そりゃアレがこびりついてたからだ。
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