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「ちょ…ちょっと!俺の前でラブラブすんなよ!!除け者じゃんかー。てかさ、俺も着替えてくるから2人で待っててくんない?あ、なんならクラスの前に出ててもいいし。そのかわり他のクラスの奴らには見つかんないようにねー」
それだけいうと、心は自分も着替えるべく出て行った。
(はぅ…なんやドキドキする…)
(眠っ…ていうか首キツい)
残された2人。シーンとした中でそんな事を思っていたが、喋らないため気まずい雰囲気になるだけ。そんな空気に耐えかねたのか、ただの気まぐれか、探が出ないかと聞いてきた。
「ゃ、でも…みんな、怖い…」
「んー?平気じゃない?俺もいるから、さ」
「へっ!?…や、うん…」
(そないに見つめられていわれちゃ、何も言い返せへんやんか…)
探の、蓮にしか分からない (本人はまだ気づいていない) かっこよさにやられ、またクラスの前に出ることになった。
先ほどのような現象にはならなかったが、それでも周りは蓮を見てひそひそいうのだ。さらにはこんな事まで。
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