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いくらなんでも、高校生でそれを知らないのは遅すぎる。無知なままでは何も進展しない、ということで、今度の休みは性教育授業をすることになった。







そして土曜日、学校の一室を借りて授業をするために、紅が教室に入った。


「……なんで人、増えてんのよ」

「え、ゃ、あの…」


てっきり…というよりは普通に蓮だけのつもりでいたのに、そこには探、心、要、神の4人がいた。探は蓮が出て行くときなぜか一緒について来て、心は実はあの日ベッドで寝ていたので知っていた。そして残りの2人だが…。

話を聞くと、どうやら心が喋ってしまったらしいのだ。神は止めたが要が行くと聞かなかったので、こういう結果になった。


「あんたら必要ないでしょ」

「はっ、差別か?こいつだけ贔屓って?」

「…ったく。邪魔しないでよー」


そういって紅は授業を始めた。


ちなみにみんな一番前の列に、蓮・探・心・神・要の順に座っている。とりあえず端っこで離れているため、蓮はそんなに怯えていないようだ。



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