19
「あのっ……探?」
部屋の扉をノックする。でも探は熟睡中なため返事はない。
「…入る、よ…」
ガチャッと音をたてて中に入る。そこにはお腹を出して大の字で豪快に寝ている探の姿があった。その間抜けな姿に呆れながらも、蓮は探を必死に揺すり起こす。
「……ん…」
「探…起きた?」
「ん。…どうしたの?」
揺すること15分、やっと探が目を覚ました。蓮が声をかけるとノソッと上半身を起こして目を擦る。上着を着てないため、分厚い胸板が蓮の目の前に広がった。
それにゴクリと喉を鳴らしながらも蓮は探に擦りよる。甘えるように頭をスリスリさせ、濡れた瞳で探をみた。
「っ……え!?/// れ、ん?」
「ん…探…」
探は目の前の光景に驚き固まってしまった。それもそのはず。蓮はあのあと心のいった通りの行動にでたのだから。だから蓮は今、裸にネコミミ。そして…バイブ付きの尻尾をつけているのだ。
時間をかけて1人で解し、細いものの初めてのそれを中へ自分で入れる。そんな屈辱的な行為でさえも探のためなら頑張れるのだ。
しかも後ろをいじり、中に入っているのに動いて。そのために蓮の中心は起ちあがっていた。息も荒く、頬も赤く染まっている。そんな姿に動揺しないわけがない。
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