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「探……」


何かを期待して名前を呼んでも、返ってくるのはいびきだけ。愛されてるという自信はある。でも探は何もいってくれないから心配になる。…だから、体を繋げることで大事にされてるって思うようになるのだ。

その行為も最近はない。お休みのキスだけで蓮は熱を持つのに、探はそうじゃないのか…?そんな思いが巡りに巡って、蓮はフラッと部屋へ入っていった。


『市川も喜ぶから』


心の手紙を思い出しながら紙袋を見つめる蓮。頭の中では今度は違う葛藤が続いており、時間は水のように流れていく。


「…で、も…恥ずかしいよ……こら」


探のためならとも思うが、このネコミミはある意味恥辱プレイだ。しかもその手紙にはこんなことも書いてあった。


【あらかじめ裸でつけて市川の前に出ること!】


つまり、身にまとうものはネコミミと尻尾だけということなのだ。しかも尻尾の先は細いバイブになっており、自分で解して入れなければならない。


「どないしよ…」


決まらない。だけど時間は止まらない。そして蓮は……ある行動に出た。



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あきゅろす。
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