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「うるさい奴だな…。それに怖かっただけじゃねーよな?」

「っ…ゃ、やだ!!も、森田せんぱっ…助けてっ」

「え、ええ!?」


要の意地悪な笑みに、蓮は神の腕を掴んでその背に隠れてしまった。そんなことをされて神は一瞬驚いてしまったが、明らか要が何かをしたんだと分かる。


「一体何をされたんですか?」

「別に?こいつが怖がってたから慰めてやっただけだ。なぁ?」

「ひゃあ…っ」

「ほれみろ。こんなに物欲しそうな声出しやがって」


またもや耳元で囁かれ、少し熱の残っていた蓮は声を出してしまった。それで全てが分かってしまい、心は要を怒り出し、神は蓮の声を聞いて固まってしまっている。


「ちょっ、こういうことしないって約束したばかりだろ!?暗闇なのをいいことになんて羨ましいこと!…じゃなくて蓮ちゃんに謝れよな」

「はっ、俺は落ち着くように股に手を置いてやっただけだ」

「……ああ、そうやってあなたは言い訳をするのですね」

「はぁ?なんだそら」

「いえ、いいんですよ別に。いくらでも言い訳なさって下さい。私たちは先に帰りますので」

「あ゙、おいっ!」



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あきゅろす。
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