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それには心がつまんないと反応したが神がいいですね、といい出してしまい、要が意見を変えるはずもなく映画を見ることになった。







「あのっ…お、金…」

「…いい。お前はおごってやる」

「えっ…」

「あー要ンずるーい!俺もおごってよー金欠なんだよー。映画でいいっていってあげてんだからさーおごってよー」

「……帰れ」

「嘘ですごめんなさい」


チケットを買ってきた要は、それぞれに渡しながらお金を受け取っていた。だが蓮からは受け取らない。それに蓮が戸惑ってしまうが、一向に受け取る気配がないのでおおきにとお礼をいった。…が、


「その代わり俺の隣に座れよな」

「…え゙!?」


もちろんただではいかない。蓮はこれならなんとしてでもお金を渡せばよかったと後悔をした。

選んだ席は一番後ろの真ん中。要、蓮、神、心の順に座って上映が始まった。真っ暗な中、要がいることに怯えていた蓮だったが、それ以前に映画を選んだことに後悔することになる。

実は要は何の映画を観るか教えてくれなかったのだ。神と心はなんか楽しみだとかいっていたが、蓮からすれば迷惑極まりない。だって始まった映画というのが…、


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あきゅろす。
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