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ピチッとしたズボンは女の子よりも細い足を引き立て、ぷっくりとした形のよいお尻をさらけ出している。
そのお尻にちょっとかかる位の長めの服は、少し寒くなってきた今の季節にピッタリの服だ。中にノースリーブを着るため肩口がとても広く、華奢な肩を惜しげもなく出していた。
「いやー蓮ちゃん今日はより女の子みたい。メイクとかしたら絶対男って分かんねーよな。…この肩が出てるのがまたいい!」
「え゙っ…おお、きに…」
心の言葉に少し危機を察した蓮は、スーツのようにピチッと決めている神のもとへと逃げていった。心はやっちゃった、という顔をして神にすんませんと謝った。
そんな心はとても性格にピッタリな格好をしている。少しぶかぶかのズボンを腰パンにし、上着を腰に巻いて帽子をかぶっている。たくさんアクセを身につけていて、首も手もジャラジャラとしている。
一方なかなか蓮と関われずにいる要は、スラッとしたズボンにVネック。その上に黒のカッコイいジャケットを羽織っていた。首から下げている金のアクセがなかなかいい感じに決まっている。
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