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「あんた…いきなりどうしたの!?」

「べ、つに…暇やったんやから」

「でもアイツよ?いいわけ?」

「ぅっ…でも他にも人、おるし…」


それに、何だかんだいってせっかく出来た友達…先輩なのだ。少しずつでも慣れていって、普通に喋れるようになりたいと常日頃思っていた。

それがたまたま今回行動に移っただけなのだ。紅はまた、成長したわね…と感激していた。







「あ、のね探」

「……ん?」


部屋に戻ってきて探と一緒に夕飯を食べていた蓮は、先ほどのことを話すために箸をおいた。探も箸は止めずとも、蓮を見る。


「こ、んどの土曜日…空いてる?」

「…ごめん部活」

「そ、そっか…。遊びに行こうと思う…んやけど」

「………誰と?」


少し探の口調が変わった。キツくなったそれに少したじろぎながらもあの3人と行くことを伝えると、探はこういってきた。


「…副会長も一緒?」

「うん」

「なら、大丈夫」


つまり、行ってもいいと。しまいには楽しんで来てねといってお休みのキスをし、部屋に入っていってしまった。

複雑な気持ち。蓮としては正直止めて欲しかったとこもあるのだ。自分がいないのに他の男と遊ぶな、と。


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あきゅろす。
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