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いつでも誰にでも敬語で話しかける癖があり、また顔もいいときているので結構モテる。だが、興味が無いのか、好みがいないのか、要しか気にかけていないのかは定かではないが、誰1人と関係を持ったことはない。


まぁ、そんなとこがまたモテる理由の一つなのだが。







所変わって、三時間目が終わった蓮。これからお昼になるのだが、蓮には頭を悩ませてることがあった。お弁当が無いため、購買もしくは学食へ行かなければいけないのだ。だが、それは蓮にとって難しいことである。

そのため周りがガヤガヤと移動を始める中、蓮はまだ動けないでいた。刻一刻と時間は過ぎていく。もうお昼は諦めようかと思ったそのとき、トサッと目の前にパンが現れた。


「へっ?」

「買いすぎたから、あげる」

「僕、に…?」

「………一応」


なんて言い方はしているが、探が蓮の分のパンも買ってきたのだ。本人はそっぽを向き、いるの、いらないのと聞いてくるだけ。照れ隠し…なのだろうか?


「おお、きに…」

「………うん」



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