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「珍しいよなー部活の先輩がここまで来るのってさ。あ、蓮ちゃんはどうするー?このまま俺たちと食べる?それとも保健医のとこまで送ってこっか?まぁ俺的には一緒に食えればラッキーだけど」

「ぇ、と…ここで、探が来るの…待っとる」


せっかくのお昼。いつものお昼。だからこそ蓮は探を待っているといって、なるべく心の近くの席に座った。いつ帰ってくるかも分からないのに、そんな健気な姿を見てみんなが探を羨ましく思う。

…だけどやはり蓮は落ち着かないようで、そわそわしている。


「やっ、ぱり…探、見てくるっ…!!」

「へ?何で…つかどうした急に。市川なら大丈夫だろ?バスケの先輩といる訳だし…意外と強そうだし」

「で、もっ!…さっきの探、不思議そうな顔…してた」

「不思議そうな顔?俺にはいつもと同じに見えたけど…。つか表情見分けれるとかさすが蓮ちゃんだよねー。俺には無理だ……ってどこ行くの蓮ちゃん!?」

「す、探っ!捜して、くるっ…」


いきなり話があるといわれれば誰だって不思議がるものだが、探はそういった感じではなかったのだ。…知らない人を見るような目で、見ていたのだ。



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あきゅろす。
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