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ストーカーからの電話だった。なぜ番号が分かったのだろう、そんな事も思ったが今はそれどころではない。怖くて仕方ないが、蓮はティーを持ちながら、交渉してみた。


「も…付きまとわへん、でっ…!」

『何いってるの?蓮ちゃんは僕のものでしょ?あいつが悪いんだ…蓮ちゃんをはぐらかして!』

「ちゃ…うもんっ!もう嫌っ…やだやだっ!」

『うるさい!あいつが写真のようになってもいいのか!?』

「ひっ…」


今の蓮には一番効く脅しだ。真っ赤な血に染まる探が一瞬頭によぎり、蓮は身を震わせた。

――本気、だ。


「ど…すればっ…止めて…くれま、すか…っ?」

『僕ねー蓮ちゃんの可愛い声が聞きたいな』


そういってその人が指示してきたのは、電話先での自慰だった。誤魔化しているようなら探の命はない。そういわれ、蓮は泣きながらも頷いてしまった。

携帯を置いて、震える手で服を脱ぐ。ベッドにアヒル座りをし、恐る恐る手を伸ばした。


「っ……」


まだ自分でシたことのないソレ。蓮は探がヤってくれるのを思い出しながら扱いてみた。



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あきゅろす。
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