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「…っぶわっち!!」

「んわ!?…え、探大丈夫?」

「…うん。火傷した」

「やけっ!?…もー…」


黄色くホクホクとした焼き芋は甘くて美味しい…が、熱い。探は慌てて食べたため、口を火傷してしまったようだ。蓮がその口を覗くように見、大丈夫といって笑った。

…そんな様子を、影から誰かが見ていたとも知らずに。


次の日、蓮が部屋に戻るとまた封筒が入っていた。だけど今までとは違う。中に入ってるのは数枚だけ。その数枚が…昨日、蓮と探が焼き芋をしている写真だったのだ。

ご丁寧に全ての探を赤く塗りつぶしてある。


「やだっ…何、これ…。な、んで…っ!」


見られてた。探が危ない。

そんな思いが頭の中を駆け巡る。何かあったら話さなくては、とも思うがこんな写真を本人に見せることが出来ない。

蓮は再びその写真を引き出しの中にしまって、夕食の準備を始めた。ご飯を食べて、探がお風呂に入っている間にお皿を洗って。…だけどそんなとき、携帯が鳴ったのだ。


「っ…は、い…」

『………』

「ど、なたはん!?も…やめて、な…」

『ぼーくの可愛い蓮ちゃん。今は何をしてたの?…写真は見てくれた?』



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