7 午後の授業1時間目は自習だったため、心が蓮のもとへ近寄って先ほどのことを話始めた。ちなみに探は寝ている。 「なー蓮ちゃん気をつけてね?蓮ちゃんには市川がいるって分かってて幸さんが来たからねー。絶対に親衛隊が動くと思うし」 「親衛隊…?」 「そ。要ンが好きな人で出来た集団。あまり1人で行動するなよー?絶対危ないから。…あ、そういえば蓮ちゃんにも出来たはずだけど…」 蓮は心にいわれて考え始めた。よくよく思い出せば、入学してすぐ危ない目にあっている。 あのときは運良く神が助けてくれたからよかったが、今度も助けてもらえるというわけではない。心の話を聞きながら蓮は気をつけなければ、と考えた。 その日、何事もなく無事に帰ることは出来た。…けど郵便受けに、分厚い封筒が入っているのに気づいてしまったのだ。 「何、これ?」 『西園寺蓮様』と書かれているだけで差出人の名前も何もない。少し恐怖を覚えながらも中身を確認してみると…、 「っ…や…何で…?やだぁっ!!」 大量の写真が出てきた。その全てに自分が写っていて、吐き気が込み上げてくる。授業中の写真、お昼を食べている写真、保健室で紅と話してる写真。 [*前へ][次へ#] [戻る] |