[通常モード] [URL送信]
僕と君の親衛隊(本番なし)
あの、蓮が襲われた事件以来特に変わったことはなかった。ただ要がよりしつこくなったこと以外は。

そして今、蓮は保健室に遊びに来ていた。


「紅さん…寂しないの?」

「は?何よ急に…」

「かて…好きな人おる気配、ないし…」

「うるさいわね。喧嘩売ってんの?」

「ち、ちゃいますっ!やからその怪しい薬、しまっておくんなはれー!!」

「はぁー全くもう。何だかんだで甘いんだから…」


紅が変な薬をしまいながら、ボソッと呟いた。それは蓮にも聞こえたようで、何が?と聞き返す。


「私もあんたも人に甘すぎるのよ」

「僕?そうなんかな…?」

「そうよ。結局あのワガママ会長と古畑って子、許したんでしょ?」

「ぁ…ああ、うん…」


蓮はあの話を紅にもしていた。包み隠さずその全てを。途中泣いてしまう場面もあったが、紅が何もいわずに聞いてくれたので、話を終えたときはとてもスッキリした顔をしていた。


「でも…探がいてくれた、から…///」


じゃなきゃ、どうなってたか分からなかったかも。そんなことをいう蓮に紅が甘すぎるのよっ!とツッコミを入れたところに彼が現れた。



[次へ#]

1/28ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!