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正直にいえば、蓮にとって心のやったことは怖くても、そこまで頭に残っていなかったのだ。纏わりつく感覚、声、その全てが要のもので、思い出したくないことまで思い出してしまう。


「……蓮、待ってて」

「っえ…?」

「おい市川?!どこ行くんだよ。…まさかあいつのとこ、1人で行く気か?そんなのムチャだよ。下手に手出して退学にでもされたら…」

「でも、行く」

「ゃ…やったら!僕も行く…」

「怖くない?」

「怖、い。けど探が、おるっ」


探と一緒なら何だって平気だし、ちゃんとけじめをつけなければいけない。だから蓮も心も一緒に生徒会室行くことになった。……が、


「…あ、お腹空いた。先にご飯食べる」

「え…あ、うん」

「ちょ、市川ー!雰囲気台無しだしっ。何が腹減っただバカヤロー!そりゃ腹が減っては戦は出来ぬとかいうけどさ…。って何蓮ちゃんもお昼広げてんのー!?」

「「(探の)お昼優先」」

「………」







「要、昨日はなぜ先に帰ったのですか?」

「別に。めんどくさくなったからだ」

「全くあなたは…」


生徒会室では、2人がまだ残っている仕事をしていた。そんな中、要は今朝のことを思い出す。


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あきゅろす。
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