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心が強く擦りあげると、2人は同時にイった。蓮は泣きながら、探の名前を呼びながら気を失ってしまう。
「っ…は、は…何やってんだ俺…。蓮ちゃんは市川しか思ってねぇのに…こんなムリヤリ…最低じゃん」
ようやく周りを見ることができた心は、気を失っている蓮を見て自分を責めた。いくら好きだからといってやっていいことではない。それに…応援するって決めたはずだ。
なのに、こんな。
「…誰だ、そこにいるのは」
「っ…!?か、なめ…ん…」
「あ…?」
後ろでいきなり声がして振り返ってみれば、巡回をしにきた要が訝しげに立っていた。あまりのことに驚いてしまって動けずにいた心だが、ハッと我に返って蓮を隠す。
「古畑か…その後ろにいるのは…」
「っ…」
要は言葉を止め、心の後ろを確認した。見えてしまったのだ、蓮の顔が。顔中を涙で濡らして気を失っている蓮を見つけた要は、心のもとへ近寄ってきた。心にはどうすることも出来ない。
「お前…ふっ。我慢出来なくて襲いましたってか?」
「あ、いや…その…」
何も返せる言葉がない。現に嫌がる蓮を襲ったわけだし、蓮の足には垂れ落ちてきた精液がこびり付いている。要は何もいわない心を無視し、蓮を抱え上げた。
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