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「ぇ…と、あのっ…!副会長、さんと…仲直りして、おくんな…はれ…」


自分のせいで喧嘩をするのは嫌なのだ。怖いけど、これだけはいいたかった。だが蓮にそんなことを面と向かっていわれた要は、少しばかり驚いていた。


「は…?んだよいきなり…」

「っ…僕、のせいでっ…ひっく、…嫌なの!」


恐怖からか、泣き出してしまった蓮に要はめんどくさそうな顔をした。だが要がそれで終わるはずがない。俯いている蓮の腕をとり、顎に手をかけた。


「やぁっ…んン!?んっ…ふぅ、…っ…やっ!!」

「い゙っ…、はっ」


いきなりの噛みつくようなキスをされた蓮は、要の舌を噛んで思いっきり押した。血の滴る要の舌。だが特に気にしてないようで妖しい目つきでこういってきた。


「仲直りはしてやる。…だがお前を諦めるわけじゃねぇ。ぜってぇ俺を選ばしてやる。覚悟してろ」

「んゃ…っ!」


そういってまた軽く蓮の唇に自分のを重ね、先に歩いていく。残された蓮は気持ち悪いといって、泣きながら真っ赤に腫れてしまうまで、唇を浴衣の裾で拭いていた。



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