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「いっ、た…」


腰と腕の痛みに声を漏らし起き上がろうとすると、要に上から押さえつけられる。両手を一括りに頭の上にまとめられ、引きちぎるように服を脱がされた。


「やだ、いやぁぁあっ!!」

「……」


怖くて怖くて、ただ泣き叫ぶことしか出来ない蓮。だが要はお構いなしに続けた。腰から体をなぞるように上へと触っていき、まだ起ってない突起を爪で思いっきり引っ掻く。


「い゙ぃっ!?も、やめ、て…なっ!」

「うるさい。初めてなんだろ?気持ちよくしてやる」

「ひ…ぃっ」


そういった要の目は、男の目というよりも嫉妬や怒りに満ちたものだった。気持ちよくといっているわりにはどれも乱暴で、大きくただ舐めるように胸に舌を這わす。


(やだやだっ、気持ち悪、い)


何でこんなことになったのだろう。目の前が涙で霞み、諦めかけたそのとき、


「要ー…は、いませんね…」

要を探しに来た神の声が聞こえてきた。


「っ…た、助けて!!」

「おまっ!」


マズい、と要が口に手を伸ばしたが、蓮の方が早かった。大声で助けを呼び、ほんの少しの隙を見せた要の下から逃げ、破れてしまった服で体を隠す。



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