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「……ああ、舌ね。で?」

「でって…舌ですよ!?あないなのっ…」

「あー初めてだったんだ、そかそか。あのね蓮…」


蓮がやっと無知だと気づいた紅は、出来る限りのことを教えようと考えた。一旦考える仕草を見せ、ズバッといってくる。


「キスにはくっつけるだけのバードともう一つ、ディープがあるのよ。…そうね、本当に市川が好きならディープでいいんじゃないかしら」

「ディープ?」

「そう。あんたが市川にヤられたみたいに舌を入れて激しくするやつ」

「は、激し…!!」

「え、そうでしょ?まぁ私も初めてのときは驚いたからねー」


あはは、と笑って今度は自分のことを話し始めた。嫌がっていたわりにはペラペラ喋っている。それはもう事細かに。


(紅さんって…露骨すぎる)


話を聞いて真っ赤になる蓮。こういった話には慣れてないので、正面きっていわれると恥ずかしくなってしまう。だが蓮も蓮で、無知なためこんなことを聞いてしまった。


「あと…その、キスされたとき…えっと…あ、アソコ///、がおかしくなってしもうた…んやけど」

「へ?…えーっと勃起したってこと?」

「ぼっ…?」

「え、知らないの!?あんたいくらなんでもそれはヤバいわよ…」


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