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「ああ、実は俺たち一回結ばれてるんだよなー。俺っちすぐに誘われちゃってー。別にいっかと思ってヤッちゃったんだよね」

「…おい」

「でもさ、相性チョー悪いの!気持ち良くなんなくて。あれって絶対お前のせいだ!つかさ、カナメンはほとんどの人とヤったことがあるだろ?」

「おい、いい加減にしろ!お前に用はない!」


ついに要がキレた…というより、キレない方がおかしいだろう。心の容赦ない発言にクラス中が顔を赤くして、聞き耳をたてていた。しかし、


「もうそれ位にしましょう、ね」


先ほどまで横で聞いていた神が、2人を止めに入った。すると心はいたのか、という風に大袈裟に驚いて話を止めた。


「ああ…そうだな。こんなのを相手する時間はない。西園寺蓮を出せ」

「へ?蓮ちゃん?いないけど」

「あ?蓮ちゃんだ?お前、仲いいのか…?」

「まぁね。抱き合っちゃった仲だしー。俺たち運命で結ばれてるっぽいしー。可愛い声で心ちゃん、なんて呼んでくれるしー。…怖がられてるあんたとはチョー違うの!」


蓮からすれば心が思っているほど仲はよくないのだが、心からすれば大親友も当然といった感じなのだろう。一気にまくし立て、わざと要を挑発した。


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