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正直、ここまでくると蓮でなくても心は怖い。大声でベラベラ喋って、一息つくまでに8割りの確率でボケが入る。その勢いに周りは引き始めていた。


「よ、よう分からへんけど、堪忍ね」

「え、あ、いーよいーよ。他の奴だったら痴漢ー!っていってぶっ飛ばしてるけど蓮ちゃんなら大歓迎。俺手広げて待ってるからいつでも飛び込んできて!」

「え、それ…は…」

「え、何?遠慮してんの?かぁわいいなぁ。メイドもイケてるし!てかさ、俺この格好で校内回ってたらめちゃナンパされちゃった。俺かわい、

 「うるさい、ほっとこ」
 「あ…え?」

で、もーモテモテで困っちゃうー…ってあれ?蓮ちゃん!?市川!?どこー?…っかしいなぁ。あれか、瞬間移動か!今度俺も混ぜてもらおーっと」


そこでようやく心が静まった。自分の話に夢中で2人がいなくなったことに気付かなかったようだが、そんなに気にしてないようだ。今時の女子校生よりも喋る心は、ルンルンとそのままどこかへ消えていった…。







「凄かったー…って、うぁ!?」

「ん?」

「っぁ、手!ごめっ、あ、僕色々とっ」



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あきゅろす。
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