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まぁこんな子がお客相手にしてたんだから仕方ないだろう……と思ったのだが、原因は違うものだと気づく。機嫌の悪そうな要と、安心した顔の神がこちらを見ていたのだ。


「もーいい加減慣れなさいよ」

「無理っ」

「あ゙あ?」

「ひぅっ!?」

「会長もそんな態度だから嫌われるのよー?」

「嫌われっ!?…このクソババア…調子にのるとどうなるか分かってんのか…?」


理事長の孫、寺門要。その権力は生徒の間だけでなく、先生にまで及んでいるのだ。だからこそ彼に刃向かう者はいない。しかし…、


「バ、ババア!?何てこというのよ!蓮、コイツと話さなくて正解ね。てかもう頭から消しちゃいなさい」

「え……」

「ああ?」


紅はキレた。相手が誰であろうと関係ない。ババアといわれたらもう黙っていられないのだ。あげくの果てには慣れろといっていたのに、記憶から消せとまでいってきた。これには蓮も要も、周りのみんなも驚きだ。


「…い、い度胸じゃねぇか。俺がじじいに掛け合えばなぁ…」

「要、もう止めなさい」

「うるせぇ!!」

「うるさくても止めますよ。時間が押してます。次のクラスへ行かないと…」



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あきゅろす。
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