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――"おさわり禁止"


これは心が勝手に決めたこと。なぜかこのクラスは受け側の子が多く、コスプレも女装が多いため、何か起きるのを防ぐために決められたのだ。いうことを聞かない人はその場ですぐ退場となる。

蓮は小声で「おおきに」といって探のもとへと走っていった。


「うっし、こんな感じでOKだね。後は飾り付け頑張ろー!ってことで服を汚す前に着替えて返して下さーい」


練習も無事終わり、みんながまた服を着替え始めた。その様子を笑顔で見つめながらも、心は蓮のもとへ近寄ってくる。


「どう蓮ちゃん。少しは慣れた?」

「う…ん。ちーとばかし怖いけど…頑張るよ」

「うはーいい子だ!よし、そんないっぱい頑張るいい子にはこの古畑任●郎…あ、いや、古畑心がアメをあげようじゃないか!!…えっとー…あれ?……あった。はい、ジャジャーン!!イチゴアメー(裏声)」


何の真似だ。というツッコミはおいといて、心はポケットから探し当てたアメを蓮の手の上に乗せた。


「え、あ、おおきに」

「あははは、いーよいーよ…って市川勝手にさぐるな!あげるからヤーメーテー」

「早く出せ」



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あきゅろす。
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