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「っ…にーにぃ!にぃにっ、ふぇ…にーに」
「おわっ…ハル…。終わった?」
「ん…ちゃ、とやったの!が‥ばったの…ぉ」
「うん、偉いぞハルー!」
ぐりぐりーって頭撫でてくれて、いっぱいチューしてくれるの。なんかね、にぃににやってもらうと、そこからふにゃーって溶けちゃいそう!
まだあの人のことは分からないけど…ちょっとだけ信じてみてもいいかなって思った。これもきっとにぃにのおかげ。
「今度にぃににも会わせてな」
「んぅ…やっ!」
「え゙、」
にぃにのこと気に入られちゃったら…なんかヤなんだもんっ。
* * *
「…まぁ、いっか。お友達になれるといいな」
「……うん…」
「そんなハルにレモンティー!」
「ぇ、わぁーいっ、にぃにありがとっ」
ぎゅーっと抱きついて狛璃がいれてくれたレモンティーを飲む。じゅわ…っと心から温まり、明日のことを思ってゆっくりと休むことにした。
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