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【…え、なに?遙香悪いことしちゃったの?】
【心配してのことだって、ちゃんと分かってるから…】
どうしてだろう、メールってだけでスラスラと言葉が出てくる。電話にしなくて良かったと思いながら、初めてのあの3人以外とのメールを続けた。
【俺気にしてねーし!俺が迂闊でした】
【ちょっとずつ…ちょっとずつ頑張るから、だからごめんなさい】
【…うん、待ってる!俺メールしてるだけでチョー嬉しいし】
【 】
また空メ。ありがとうという意味を込めて…照れ隠しに。それから1分もしないうちに返事が返ってきて、そこでようやく終わった。
▼遙香side
うう…手が、震えてる。
僕、凄く頑張ったんだよ…。緊張しちゃったけど、ちゃんと言えたよ。
【また明日、学校で】
なんでだろ…嫌じゃないんだよ。まだ少し怖いけど、嫌じゃ……ない?
お友達だからなのかなぁ…?
でもお友達って何だろう…僕は気持ち悪い子なのに…なんで。
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