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 これで付き合ってない普通の兄弟だというんだから驚きだ。その後、彰鬼はなるべく2人の邪魔をしようとコッソリ動き、5人で楽しい時間を過ごした。

 もちろんハウス栽培のイチゴと季節の果物を他にも買ったようだ…。







──コンコン


「どうぞー」

「あの、失礼します」

「え、ハルちゃん?わーどうしたの?」

「珍しいな、生徒会室まで来るなんて」

「えへへ、渡したいものがあって」


 これ、といって袋を2人に差し出した遙香。普段は生徒会室に来ることはないんだが、どうしても2人に今日渡したくてやってきた。中へと招かれて理樹に紅茶も用意してもらう。

 袋の中身はナシ。2つずつ入っていて、お土産として買ってきたのだ。2人とも嬉しそうな顔で受け取り、ありがとうといって頬にキスをしてきた。


「ん、わっ……もう、何するんですかっ」

「これくらいはいいだろ?」

「僕たちにしてもらえるなんて光栄なことなんだから」

「うぅ…恥ずかしいですもん…っ」





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