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 始めはありえないだろうと思った自分の考えも、日が経つにつれて確信へと変わっていった。もしかしたら周りの環境のせいでそうなってしまったのかもしれない。でも、それが遙香の幸せなら応援してやろうと思ったのだ。


「ん…あれ、もしかして彰ちゃん…」

「ああ、知ってたな」

「嘘、だって…そんな、」


(それでも僕を好きになってくれたの…?)


「ずっと我慢してたんだ。確かに彰鬼のやったことは悪いことだけど……許してやってくれな」

「ぅ…ん」


 ああ、自分はなんて幸せ者なんだろう…そう思わずにはいられなかった。嫌われてる?そんなこと全くない。こっちが火を吹き出しそうほど想われていたんじゃないか。

 遙香の中でそれぞれの人の想いがちゃんと形になり、恥ずかしそうに、でも嬉しそうにはにかんだ。そんな可愛い遙香を零鬼は思いっきり抱き締め、しまいには写真まで撮っていた…とか。







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