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「ただいまー」

「おかえり、にぃにっ」

「んーいつ見てもかわいっ!今ご飯作るからな」

「うんっ」


 7時前になって狛璃が会社から帰ってきた。荷物を置いて着替えて、遙香とお揃いの青チェックのエプロンをつける。今日の食事当番は狛璃だ。…ちなみに休み以外は朝も狛璃が用意している。


「手伝う?」

「大丈夫だよ。座って待っててな」

「………うん」

「ハル?」

「あの…ここで見てても、い?」


 うるっと目を潤ませて狛璃のエプロンを掴んだ。そんな無自覚という攻撃に耐えながら狛璃が頷くと、遙香は邪魔にならないよう立つ。


「なんかあったのかなー?」

「なっ、何にもないよ!?え、なんでっ」

「はは、慌てすぎ。それじゃあありましたって言ってるようなもんだぞ」

「うぅーっ…」


(あーもう!やっぱ写真撮りたいっ)


 鼻の下をデレデレと伸ばした狛璃。そんな姿でも遙香は心のどこかでカッコイいと思ってるのだから重傷である。





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あきゅろす。
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