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『ぐっ…!』
「じゃーもらうね、オジサン?」
「え、本当にヤるんですか?私たちまで犯罪者ですよ」
「ジョーダンジョーダン、顔みるだけ……え゙!?」
「んぅ…、ふ…っううぅ」
中を見たデビルはその場で固まった。びしょ濡れのまま下半身を出して便器に座っている遙香が、泣きながらこちらをみていたのだ。驚かないわけがない。
「バン、こっち頼む」
「え?……え、遙香君!?そんな、大丈夫ですかっ!?」
「ふぇ、も、やらぁぁ!こわ、怖かった…どうして僕だけ…っ」
「もう大丈夫ですよ。デビルが…仇をとりに行きましたから」
腕のネクタイも外してあげ、ズボンも濡れてしまっているが履かせる。そうすると遙香はバンに抱きつき、大声で泣き出してしまった。そんなことをされたことがないバンは、ひたすら遙香の頭を撫でる。
一方デビルは先ほどの男を追いかけ、相手が気絶をしても殴り続けていた。
「てめぇは手ぇ出しちゃいけない人に手ぇ出したんだよ」
「ひゃは、ふっつーにしてればこんな目に合わなかったのになー」
「ほーらほら起きろー?終わってねぇんだよ」
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