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──ドンッ


「あー?んだ、紙ありませーんってか?」

「デビル、喧嘩売ってんですか」


(っ、この声っ…!助けて、お願いっ)


「おーい、なんかいえー」

『ん、んんっ……んーぅ』

「……え、お取り込み中ー?じゃー混ぜてもらっちゃおっかなーなんて」


 遙香の小さな声が聞こえたのか、デビルたちはそれに興味を示しだした。男はさらに焦り、圧迫させるほど口を強く押さえる。そうしているうちにデビルが隣の個室の上から覗き込んできた。


「おっさーん、俺らもまーぜてー?」

『っ…誰が!もうどっか行け!』

「あ、カチーンきた。バン、ホースよーい」

「……はいはい」


(えっ、なに、なにぃ!?)


「発射」

──ジャアアッ


 デビルのかけ声で上から水が降ってきた。中にいた男と遙香はびしょ濡れになり、キレた男がトイレから出てくる。そこをデビルがお腹に一発、軽く入れた。





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