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(あ゙ー本気で人殺しそうだ)
遙香の気持ちを読み取ることが出来ない彰鬼は壁にもたれかかった。もう無理だとそう理解し、自嘲的に笑う。その姿は…とても痛々しくみえただろう。
「っ…遙香みーつーけーたー!!」
「ひっ…うわっ!」
「どこ行ってたんだよ!拉致られたと思って心臓止まるかと思ったじゃんっ」
「あ、ご、ごめんね。ちょっと…あの、呼ばれてて」
「……だーれーにー?」
「うん…しょ、ちゃん…」
「え゙!?」
幸慈の顔がサッと青くなった。あれ以来聞くことのなかった名前だが、今会ってきたというのだ。しかも遙香の機嫌はいいとはいえないもの。幸慈はそれ以上何もいわずに、みんなの所へ一緒に戻った。
結局1日目はこれといっていい成績は残せないまま終わりをつげた。だけどクラスにとってはそれ以上に成果が大きく、満足のいった1日となったようだ。
「明日は歌か」
「うん。ちょっと恥ずかしいけど…歌うの」
「あービデオ撮りてぇ…」
「入れないから…どうしようっ」
「いや、いいよ。感想聞かしてくれ」
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