[携帯モード] [URL送信]

「いわな、で…だって、だって……そんなの、違う」

「違わない」

「いやぁあ!!知らない知らないっ、僕はただ普通に…どうしてそんなこというの!?」


まだ分からないのかな?
それとも受け入れたく…ないのかな?

ごめんねこんなこと。
でも…僕はちゃんと気持ちを伝えれたんだから後悔はしてないよ。後悔するのはきっと、彰鬼だ。


「嫌い…大っ嫌い!ひっく…っ…」

「ハルちゃん!?ちょ、送るよ?!」

「来ないでぇっ!嫌だ、嫌だぁあ」


あぁ行っちゃった。
ごめんね、ごめんねハルちゃん…大好きだよ。



* * *


 理樹のもとから逃げ出した遙香、ただがむしゃらに走って彰鬼のもとへ向かった。理樹のいっていたことを確かめるため、あの行為の意味を確かめるため、遙香は走った。


「っ…しょ、ちゃ…」

「遙香?んだ急いで」

「ねぇ、違うよね…彰ちゃんは僕に嘘、つかないよねっ?」

「は…?」

「毒抜きって…変なこと、じゃないよ、ね…?それにっ、何であの人は傷のこと知ってるの!?」

「っ!?」





[*前へ][次へ#]

25/47ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!